五方よしCEO 梅川ヒロミのブログ

FPだけでなくCEO始めました

新入社員にお伝えしたいこと その2

前の記事で、新入社員さんにお伝えたいこととして→銀行に口座を開くこと

→お給料の振込口座から引き落としで積立貯金をすること をおすすめしましたが

今日は第二弾!「財形貯蓄」についてです。

お給料からコツコツ貯金してお金を貯めるには、お給料から天引きで先に貯蓄してしまう。

という自動振替による貯蓄が良いですよとお伝えしましたが、もし勤務先に「財形貯蓄」の制度が

導入されていたら、加入を検討しましょう。→では、財形貯蓄の種類と特徴を簡単にお伝えしますね。

 財形貯蓄には、貯める目的に応じて、マイホーム購入の資金を貯めるための「財形住宅貯蓄」、

老後資金に備えるための「財形年金貯蓄」、教育費やその他の費用を貯めるための「一般財形貯蓄」

の3種類があります。お金を貯めるだけなら銀行の預貯金でもいいわけですが、財形貯蓄には

次のようなメリットがあります。ふつうの預貯金ですと受け取る利息に対して所得税が課税されますが、

財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は、合算して元利合計550万円までは非課税で、利息をそのまま

受け取ることができます。ただし、その目的以外での引き出しをすると、全部解約することになって、

5年間さかのぼって利息に税金がかかります。つまり、非課税プラス引き出しにくいから貯まるという

特徴があります。さらに、住宅、年金、一般のどれかの財形貯蓄をしていれば財形融資制度を受けら

れるというのが、メリットがあります。一般財形貯蓄には残念ながら非課税ではありませんが、

一年据え置けばいつでも引き出し可能な流動性のわりに、定期預金並みの若干高めの金利がつきます。

昔は、財形貯蓄をしていれば財形活用給付金などもありましたが、現在この制度はなくなくなっています。

さらに今は、住宅ローンも低金利が続いている、ネットバンキングで定期預金の預け入れも簡単にできるし

金融商品も数多くなっているなどで、お父さんの新入社員時代のように、すべての資産を財形貯蓄で用意

するというより、自分のライフプランにあわせて、用意するお金の目的に応じた方法をいろいろ考え

増やしていく時代になってきたようです。しかし、仕事に慣れるまで緊張の毎日の中で、時間もかけられ

ないというとき、”まずは100万貯めるのに”…もし勤務先に財形貯蓄の制度があったら、

天引き、引き出しにくい、若干高めの金利などのメリットをいかして、加入を検討してみるのも

よいのではないしょうか?