入院中の母のようす
【認知症になっちゃた?!】
いいえ、入院していると起こる
「せん妄」によるものです。
病院から、母が点滴の管を抜いてしまった
ので、手にミトンをはめベッドに拘束して
様子を見ています、という連絡が来ました。
実は、このところ母が「お父さんは全然
お見舞いに来てくれない」と言っていて
一緒にお見舞いに行っている父のことが
分からない、ということがありました。
点滴を抜いてしまったり、父が来ている
ことがわからない、という様子は一見
認知症の症状のように見えますが実は
入院している人に起こる「せん妄」と
いう状態によるものです。
「せん妄」という状態になると
家族が誰だかわからなくなったり
中には暴れてベッドから落ちてしまう人
もいるとのこと・・・
本人が危険な状態になってしまったり
治療に支障をきたしたりすると身体を
拘束することで治療を継続し患者さん
の安全を守ることになります。
母も「せん妄」の状態で点滴を抜いて
しまったので、ミトンと拘束になったのだ
ということが分かりました。
母の入院の際、ミトンや身体拘束について
必要なら行って構わないと承諾して
いましたが、実際に拘束されている姿を
見ると少なからずショックでした。
父は、拘束されて可哀そうだから点滴を
外してもうよう頼んでみるなどど言い
出し、こちらが慌ててしまいました。
* * *
点滴を抜いてしまい治療に支障をきた
したり、家族のことが分からなくなったり
つじつまの合わないことを言いだしたら・・
認知症になってしまったのでは!と心配
になってしまいますね。
でも
認知症と症状が似ていますが、「せん妄」
は適切な治療で自然に回復するものなので
過度に心配することはないということです。
* * *
このように入院や手術によって一時的に
「せん妄」という認知症に似たような症状
が起こることがある、ということを事前に
知っていれば心配したり、拘束されている
ことをむやみに可哀そうがったりせずに
対応できると思います。
知識があるということが安心と理解に
つながります。
* * *
元日にお見舞いに行ったとき母は
「お正月だって知らなかったのよ。もっと
早く気が付いていたら退院できたのに」
と言いました。お正月だからと言って退院
を患者が決めることはないので、その時
お見舞いにいっていた全員で笑ってしまい
ました。
こんなつじつまの合わない発言も
「せん妄」のせいだ、と分かっていたので
笑って対応できたのだと思います。
* * *
入院や手術、施設入所で「せん妄」という
症状が起こることがあるという事を
まえもって知っておく。
知識があるということが happy に
つながります。
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